前回は、子どもは怖いもの「おばけ」が好きというお話をしました。
子どもにとっておばけの他に気になる存在のもう一つが「鬼」
今日は「鬼」の絵本を紹介します。
昨年度、ひつじ組(1歳児)の子たちは、節分の前に豆まきごっこをして遊びました。
「おにだぞ~」「おには~そと!」の遊びが楽しく、節分が終わった後もしばらく豆まきごっこは続きました。
「いたいのいたいのとんでいけ~」と、子どもが転んだりぶつけたりした時によく使う魔法の言葉。
「どこにどんでいけする??」と聞くと、みんなそろって「おに!」と言います。
そこで担任の先生は、鬼が好きな!?子たちのために、「鬼」が出てくる絵本を読んであげたいと思いました。
そして選んだ絵本がこちらです。
全3巻あります。
その中から、特に反応が良かったこちらを紹介します。
鬼の子たちは、みんなで遊んでいましたが、つのが邪魔をして楽しく遊べません。
そこで、鬼の子たちは冒険に行くことにしました。
むしゃむしゃの森にはいろいろな動物たちがいて、食べられてしまいますが、その時に邪魔だった「つの」が役に立ちました。
「つのがあって良かったね」というお話です。
「怖い鬼」のお話ではありませんが、「鬼」というだけで、子どもたちは喜んでいました。
冒険の話だったこともあり、わくわくして見ていましたよ。
この絵本は「3~4才から」と書いてあったので
1歳児の子たちに読んで楽しめるだろうか、という思いがありましたが
「鬼の本見たい!」と毎日リクエストされるくらい、選んで大正解の絵本でした。
子どもたちに絵本を選ぶときに、「この絵本喜びそう」「この絵本はあの子が好きそうだな」
「この絵本読んであげたいな」と、みんなのことを考えながら選ぶ時間は楽しいひと時です。
そして、その絵本を読んだときに返ってくる反応を見るのが、またまた楽しいです♪
来週からは、分散登園が始まりますね。
早く通常の保育に戻って、みんなと絵本の時間をたくさん楽しみたいです!